「インターネット文化人類学」のブログ

「インターネット文化人類学」2017年2月9日(木)発売

スポーツ選手のようにヘンテコおじさんにも「スポンサー」がついてもいいのでは?

 

ちょっと試してみようと思うことがあるので、それについて書いておきます。

 

■インターネットの「個人」の流れ

まず、最近のインターネットの流れについておさらい。

 

今さら僕がわざわざ言うまでもなく、インターネットはどんどん「個人主義」への流れが強まっていますよね。

 

TwitterInstagramで、漫画や動画をあげ続けている個人が、多くのフォロワーを抱え、下手なメディア以上に力を持つ時代になってきました。

 

VALUやTimebankといった「個人の活動を、個人が応援・支援するサービス」も次々に生み出されています。

 

他にも、オンラインサロンや配信アプリなど。一番わかりやすいのが、YouTuberですね。

 

 

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写真はVALUで炎上したYouTuberヒカル氏ではなく、お仕事で髪を脱色した5年前の僕

 

このように、これからのインターネットは、「個人」がどんどん活躍する場所になり、また「それを支えるのも個人」という世界観になっていきます。

 

それはもうインターネットというよりも、個人商店がたくさん並んで、その中で経済が成立する「大きな商店街」のようですね。

 

■インターネットの「広告」の流れ

「個人」の動きだけでなく、「企業」の動きも少し変わってきました。

 

いつの頃からか「記事広告」や「オウンドメディア」という言葉を聞くようになりましたよね。

 

すごくザックリ説明すると、これらは「企業がお金を出して、インターネット上のコンテンツを作り、それが拡散されることによって、自社や自社製品のことを知ってもらうきっかけにする」という広告です。

 

ありがたいことに、僕も記事広告やオウンドメディアでの執筆依頼をいただき、あちこちで書かせていただいております。

 

このように、インターネットのもうひとつの流れとして「企業がお金を出してインターネット上で活動している個人に依頼する」という流れも定着してきました。

 

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最近で一番気に入っている記事広告「VRのAVが今より100倍も気持ち良くなる方法」の一幕

 

 

■インターネットの「ヘンテコおじさん」

さて、インターネット全体の流れの話をしたので、次は僕個人の話をします。

 

僕は、インターネットで記事を書いたり、ラジオを配信したり、LINEスタンプを描いたりして日銭を稼いでいます。

 

なので、自分のことは、何をやっている人なのかよくわからないけど、インターネットでよく見かける「ヘンテコおじさん」だと思っています。

 

現実世界でも近所に一人は、昼間からウロウロしていて何をやっている人なのかよくわからないけど、とにかくよく見るおじさんがいますよね。それのインターネット版です。

 

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WEBヘンテコおじさんがどこかに隠れているよ!? 探してみよう!!


ヘンテコおじさんの働き方としては、前述の「個人」から応援していただくという車輪と、「企業」からお仕事のご依頼をいただくという車輪の、両輪で走っています。

 

何をやっているのかわからないヘンテコおじさんを応援してくださる方がいて、お仕事を依頼してくれる企業さまがいる。とても光栄でありがたいことです。

 

でも、たまにふと思うんですよね。


めっちゃ俺って中途半端だなって。

 
個人から応援・支援してもらう方に比重を置いたら「Webクリエイターです!」って名乗れるのに、それができない。

 

企業からお仕事のご依頼をいただく方に比重を置いたら「Webライターです!」って胸を張れるのに、それもできない。

 

だから、後ろめたくないように自虐的に「WEBヘンテコおじさんでやんす、へへっ…」と卑屈な自己紹介をするしかない… あまりにも惨め…

 

「なんで?Webライターって名乗ればいいじゃん。Webクリエイターですって言っちゃっえばいいじゃん」って思われるかもしれないのですが、僕はWebライター、Webクリエイターになりたいわけじゃなくて、何をやっている人なのかよくわからないけど、インターネットでよく見かけるなぁ~ってずっと思われていたいんですよね。

 

意味わかんないかもしれないんですけど、早い話が「インターネットって、もっと自由でいいじゃん」って思ってるんです。

 

「あなたの肩書はこれだから、あなたの仕事はこれね」ってはっきり決めるんじゃなくて、「俺はこれが面白いと思うんだよね」ってことをやっていくうちにいつの間にかそれが仕事になっているっていうのが理想だな、と。

 

「仕事」というものを舐めてるわけじゃなくて、そもそも「仕事」ってそういうものなんじゃないの?と思っているんですが、なかなかそれを主張してもみんながみんな理解してくれるわけじゃないので、何をやっている人なのかよくわからないけど、インターネットでよく見かけるなぁ~ってずっと思われているくらいが、自分にとってはちょうどいい働き方なわけです。

 

そんなWEBヘンテコおじさんを見て、今、仕事に悩んでいる人や、将来に不安を抱えている人たちが「あのおじさんでもああいうふうに生きられてるんだから、俺ももっと楽に生きよう」と思って気持ちが軽くなったら嬉しいなと考えています。というのは、いい話にまとめるために今、即興で考えました。

 

■それがちょうどあわさった場所

そんな思考をグルグル回転させているうちに、「第三の働き方があってもいいんじゃないか」と考えるようになりました。

 

「これがヘンテコおじさんの働き方です」というものがあれば、WEBヘンテコおじさんがいっぱい増えて、もっとインターネットが自由で楽しい場所になるんじゃないかと。

 

・個人が個人を応援
・企業が個人に仕事を依頼

それは、この両方の良い部分を合わせたら、できるんじゃないかと考えました。

 

じゃあ、その2つがちょうど5対5の割合で混ざり合ったものとなると、「スポンサー契約」だと思ったわけです。

 

プロのスポーツ選手たちのユニフォームに企業ロゴが入っていますよね。あれです。

 

スポーツ選手のユニフォームに企業ロゴが入っているのは「メディアへの露出が多いから、目立つところにロゴがあれば自分たちの認知度もあがる」という目的ですよね。(もちろん企業がその選手を応援しているという前提もありますが)

 

ということは、インターネット上で、たくさん拡散されるような記事や動画(または、写真や漫画)を作ることができるのならば、この仕組みは、個人で活動している人たちにも適応できるのでは?と考えました。

 

理論上は、間違ってないはず。

 

なので、「WEBヘンテコおじさんのスポンサー制度」をやってみることにしました。失敗したらシレッと無かったことにします。

 

あくまで、お試しとして、試験的にはじめるものなので、月額1万円という採算度外視の価格設定にしてみました。

 

でも、まあ、これに適正価格なんてないので、もしかしたら1万円でも高いかもしれません。あなたが高いと思えば高いし、安いと思えば安い。

 

 

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ちょうどいいタイミングでSUZURIピープルというサービスがはじまるところだったので、それを利用してはじめてみることにしました。

 

マジでたまたまSUZURIピープルを選んだだけなので、僕とSUZURIピープルの間には一切の利害関係がないんですが、「せっかくSUZURIピープルを利用するんだから、最初にお前がスポンサーになってくれてもいいんじゃないの?気が利かないね」とムカついてはいるので、TOPページへのリンクは貼らないでおきます。

 

【追記】

って書いていたら、スポンサーになってくれたのでTOPページへのリンクを追加しておきます!いじわるしてごめんね!ありがとうスリスリくん

SUZURI People ∞ クリエイター支援プラットフォーム

 

 

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そんなわけで「セブ山のスポンサー」を募集させていただきます!

 

注意事項や、特典などはリンク先に書いてありますので、ご確認ください!!

 

あなたの訴求したいサービス・商品の認知度向上に、精一杯ご協力させていただきますので、どうぞよろしくお願い致します!!!

 

■唯一にして最大のデメリット

さて、ここまで耳ざわりのいい話ばかりしてきましたが、デメリットのお話もしておかないとフェアではないのでしておきます。

 

スポンサー制度の唯一にして最大のデメリットは、「炎上したら共倒れ」というところです。

 

もし、僕がネット炎上してしまったら、そんな僕のスポンサーをしているところは「あんなやつを応援しているなんてけしからん!バッカモーン」と一緒に評価を下げてしまいます。

 

その危険性があるというのは事前にしっかり理解しておいてください、と説明責任を果たしておきます。

 

インターネット文化人類学

ただ、ひとこと言っておくと、拙著「インターネット文化人類学」の中にも書きましたが、絶対に炎上しない方法を僕は知っているので、絶対に炎上しないと思います。

 

絶対に炎上しない方法は、過去に実際に炎上した方々にインタビューをして、そこから導き出された「インターネットの答えのひとつ」なので、それさえ守れば絶対安心、炎上無縁人生。

 

…とはいえ、「この世に絶対などない」というのもまた真理なので、炎上しちゃったらその時はごめんね(^^;)タハハ…

 

 

people.suzuri.jp

そんなわけで、スポンサー募集中です!

 

みなさまからのスポンサー契約、お待ちしております!

 

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この記事は下記の皆様の提供でお送り致しました。

オニカサゴと母音が一緒!! ホシハヤト

SUZURI People ∞ クリエイター支援プラットフォーム

※スポンサーさんが増えるごとに上記に追加していきます
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今後もこれについては定期的にレポートを書いていこうと思います。お楽しみに!