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「インターネット文化人類学」のブログ

「インターネット文化人類学」2017年2月9日(木)発売

1回目から学んだことを2回目に活かす

 

人生は一方通行です。

 

一度やってしまった失敗は、もう二度と無かったことにはできません。

 

しかし、二度と同じ失敗をしないように気をつけることはできます。

 

 

去年の秋に、僕は「ヒモックマまるごとブック」というキャラクター本を出させていただきました。

 

これは、ヒモ専用LINEスタンプ「ヒモックマ」をグッズ化していただいたものです。

 

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ヒモックマのLINEスタンプで一番使われることが多い「誠意大将軍」をポーチにしたものや、

 

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実際に役所に提出できる「ヒモ専用の婚姻届け」など、かなり内容が充実している一冊になっております。

 

おかげさまで売り上げも めっちゃ良いというわけではないけど、悪いというわけでもない。ぴったり普通。でも、まあ、無名の新人作家が出す本としては 好評です。

 

ヒモックマを描きだしてから、ちょうど1年経ちましたが、生後1年未満のキャラクターがこんなグッズ本まで出させていただけるなんてありがたい限りです。

 

読んでくださった方もみなさん、「おもしろかった」と言ってくれるので、ヒモックマまるごとブックは出してよかったと思います。大成功。

 

しかし、僕には1つだけ「失敗したなぁ…」と後悔していることがあります。

 

 

それは「印税」についてです。

 

Windowsにもともと入っている「ペイント」を使用してマウスで描いたキャラクターではありますが、こうやって出版物になったら、多少なりとも僕には「印税」という形でお金が入ってきます。

 

これが世の中の常識です。

 

だから、「ヒモックマまるごとブック」を出してから僕は、会う人会う人に「印税は何に使ったんですか?」と聞かれました。

 

ネット上には「あんなクソみたいな絵で印税を儲けてムカつく」と書き込まれているのも見かけました。

 

デリカシーのない人には「印税、いくら儲けたんでっか?」とストレートに聞かれたりもしました。

 

 

でも、僕、印税、もらってないんですよね。

 

質問されるごとに「印税、もらってないです」と答えていたんですけど毎回「うそつけ!」と言われていました。

 

いや、たしかに印税はもらったんですが、僕自身は儲かったわけじゃなくて…

 

まあ、早い話が、印税はすべて現物(ヒモックマまるごとブック)でもらったんですよね。

 

正確にいうと、印税額と同じ金額分の「ヒモックマまるごとブック」を送ってもらう(発注する)という形で相殺したんです。

 

だから僕は1円も儲かってないんですよ。

 

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上記の写真は、発売日に僕の自宅に届けられた「ヒモックマまるごとブック」300冊です。

 

たいして広くもない部屋が、さらに狭くなりました。

 

 

「なんで、そんなことしたの?」と思われるかもしれませんが、僕も同じこと思っています。なんで、そんなことしたんだろう?

 

たしか、その時のことを思い返すと、ちょっとハイになってたんですよ多分。

 

グッズがメインのキャラ本とはいえ、中には8ページのミニブックが入っていまして、けっこう本腰を入れて、がんばってそれを作ったんです。

 

「これは、かなり面白いものができたぞ!めちゃくちゃ尖っているぞ!」と興奮していたんです、その時の僕は。

 

これを、オモローズハイと言います。めちゃくちゃ面白いものができた時に、ドーパミンがどんどん出ている状態のことです。

 

そんなオモローズハイの僕の中で、「儲けてやろう」という気持ちよりも、「たくさんの人に読んでもらいたい」という気持ちが上回ったんですよ。

 

「めっちゃ面白いものが出来たからあの人に読んでもらいたい! そうだ、あの人にも! あっ、あの人にも読んでもらいたいなぁ~!」と、どんどん知り合いの顔が思い浮かびました。

 

でも、献本できる数には限りがあります。

 

「う~ん、友達みんなに配るのは無理だよなぁ……いや、待てよ!そうだ!僕自身が買い取って、みんなに配ればいいんだ!」とオモローズハイの僕はひらめいたわけです。

 

だから、自分の印税を全部ブッ込んだわけです。

 

 

でも、よく考えたら300人も友達いないんですよね…!

 

そもそもLINEの連絡先も300人も知らないし。

 

さすがに100人くらいは登録されてるけど、半数以上が素人キャバクラの女の子だし。

 

補足:素人キャバクラとは、「昼間は普通の仕事をしている」ということをあえて公表した女の子たちが接客してくれるキャバクラ。プロではなく、あくまで素人だから今までのキャバクラよりも恋愛に発展しやすいかも!?と客に思わせる斬新なコンセプトで、都内を中心にじわじわ拡大展開中。

 

そんなわけで、人が集まるパーティーに積極的に参加して、その場で配りまくり、ようやく100冊は捌けました。

 

でも、まだ、あと200冊あります。

 

そんなにぶ厚い箱でもないんですが、さすがに200冊も部屋の中にあると、それはもうひとつの「塊(かたまり)」なんですよね…

 

部屋を圧迫しまくり。きつい。

 

もう一回、Amazonのリンクを貼っておくので、どうかみなさん買ってください。

 

 

そんな失敗を踏まえまして、2月8日(水)に発売されます『インターネット文化人類学』では、一切そういうことはしないでおこうと反省しました。

 

これから本を出す方におかれましても、印税は絶対に現物じゃなくて、お金でもらった方がいいですよ!

 

お金って場所は取らないし、使い勝手がいいので最高! おすすめです、お金!

 

インターネット文化人類学

インターネット文化人類学

 

 というわけで、インターネット文化人類学』いよいよ来週発売です!

 

よろしくお願い致します!

 

印税はすべて素人キャバクラにつぎ込みます!

 

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