「インターネット文化人類学」のブログ

「インターネット文化人類学」2017年2月9日(木)発売

スポーツ選手のようにヘンテコおじさんにも「スポンサー」がついてもいいのでは?

 

ちょっと試してみようと思うことがあるので、それについて書いておきます。

 

■インターネットの「個人」の流れ

まず、最近のインターネットの流れについておさらい。

 

今さら僕がわざわざ言うまでもなく、インターネットはどんどん「個人主義」への流れが強まっていますよね。

 

TwitterInstagramで、漫画や動画をあげ続けている個人が、多くのフォロワーを抱え、下手なメディア以上に力を持つ時代になってきました。

 

VALUやTimebankといった「個人の活動を、個人が応援・支援するサービス」も次々に生み出されています。

 

他にも、オンラインサロンや配信アプリなど。一番わかりやすいのが、YouTuberですね。

 

 

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写真はVALUで炎上したYouTuberヒカル氏ではなく、お仕事で髪を脱色した5年前の僕

 

このように、これからのインターネットは、「個人」がどんどん活躍する場所になり、また「それを支えるのも個人」という世界観になっていきます。

 

それはもうインターネットというよりも、個人商店がたくさん並んで、その中で経済が成立する「大きな商店街」のようですね。

 

■インターネットの「広告」の流れ

「個人」の動きだけでなく、「企業」の動きも少し変わってきました。

 

いつの頃からか「記事広告」や「オウンドメディア」という言葉を聞くようになりましたよね。

 

すごくザックリ説明すると、これらは「企業がお金を出して、インターネット上のコンテンツを作り、それが拡散されることによって、自社や自社製品のことを知ってもらうきっかけにする」という広告です。

 

ありがたいことに、僕も記事広告やオウンドメディアでの執筆依頼をいただき、あちこちで書かせていただいております。

 

このように、インターネットのもうひとつの流れとして「企業がお金を出してインターネット上で活動している個人に依頼する」という流れも定着してきました。

 

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最近で一番気に入っている記事広告「VRのAVが今より100倍も気持ち良くなる方法」の一幕

 

 

■インターネットの「ヘンテコおじさん」

さて、インターネット全体の流れの話をしたので、次は僕個人の話をします。

 

僕は、インターネットで記事を書いたり、ラジオを配信したり、LINEスタンプを描いたりして日銭を稼いでいます。

 

なので、自分のことは、何をやっている人なのかよくわからないけど、インターネットでよく見かける「ヘンテコおじさん」だと思っています。

 

現実世界でも近所に一人は、昼間からウロウロしていて何をやっている人なのかよくわからないけど、とにかくよく見るおじさんがいますよね。それのインターネット版です。

 

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WEBヘンテコおじさんがどこかに隠れているよ!? 探してみよう!!


ヘンテコおじさんの働き方としては、前述の「個人」から応援していただくという車輪と、「企業」からお仕事のご依頼をいただくという車輪の、両輪で走っています。

 

何をやっているのかわからないヘンテコおじさんを応援してくださる方がいて、お仕事を依頼してくれる企業さまがいる。とても光栄でありがたいことです。

 

でも、たまにふと思うんですよね。


めっちゃ俺って中途半端だなって。

 
個人から応援・支援してもらう方に比重を置いたら「Webクリエイターです!」って名乗れるのに、それができない。

 

企業からお仕事のご依頼をいただく方に比重を置いたら「Webライターです!」って胸を張れるのに、それもできない。

 

だから、後ろめたくないように自虐的に「WEBヘンテコおじさんでやんす、へへっ…」と卑屈な自己紹介をするしかない… あまりにも惨め…

 

「なんで?Webライターって名乗ればいいじゃん。Webクリエイターですって言っちゃっえばいいじゃん」って思われるかもしれないのですが、僕はWebライター、Webクリエイターになりたいわけじゃなくて、何をやっている人なのかよくわからないけど、インターネットでよく見かけるなぁ~ってずっと思われていたいんですよね。

 

意味わかんないかもしれないんですけど、早い話が「インターネットって、もっと自由でいいじゃん」って思ってるんです。

 

「あなたの肩書はこれだから、あなたの仕事はこれね」ってはっきり決めるんじゃなくて、「俺はこれが面白いと思うんだよね」ってことをやっていくうちにいつの間にかそれが仕事になっているっていうのが理想だな、と。

 

「仕事」というものを舐めてるわけじゃなくて、そもそも「仕事」ってそういうものなんじゃないの?と思っているんですが、なかなかそれを主張してもみんながみんな理解してくれるわけじゃないので、何をやっている人なのかよくわからないけど、インターネットでよく見かけるなぁ~ってずっと思われているくらいが、自分にとってはちょうどいい働き方なわけです。

 

そんなWEBヘンテコおじさんを見て、今、仕事に悩んでいる人や、将来に不安を抱えている人たちが「あのおじさんでもああいうふうに生きられてるんだから、俺ももっと楽に生きよう」と思って気持ちが軽くなったら嬉しいなと考えています。というのは、いい話にまとめるために今、即興で考えました。

 

■それがちょうどあわさった場所

そんな思考をグルグル回転させているうちに、「第三の働き方があってもいいんじゃないか」と考えるようになりました。

 

「これがヘンテコおじさんの働き方です」というものがあれば、WEBヘンテコおじさんがいっぱい増えて、もっとインターネットが自由で楽しい場所になるんじゃないかと。

 

・個人が個人を応援
・企業が個人に仕事を依頼

それは、この両方の良い部分を合わせたら、できるんじゃないかと考えました。

 

じゃあ、その2つがちょうど5対5の割合で混ざり合ったものとなると、「スポンサー契約」だと思ったわけです。

 

プロのスポーツ選手たちのユニフォームに企業ロゴが入っていますよね。あれです。

 

スポーツ選手のユニフォームに企業ロゴが入っているのは「メディアへの露出が多いから、目立つところにロゴがあれば自分たちの認知度もあがる」という目的ですよね。(もちろん企業がその選手を応援しているという前提もありますが)

 

ということは、インターネット上で、たくさん拡散されるような記事や動画(または、写真や漫画)を作ることができるのならば、この仕組みは、個人で活動している人たちにも適応できるのでは?と考えました。

 

理論上は、間違ってないはず。

 

なので、「WEBヘンテコおじさんのスポンサー制度」をやってみることにしました。失敗したらシレッと無かったことにします。

 

あくまで、お試しとして、試験的にはじめるものなので、月額1万円という採算度外視の価格設定にしてみました。

 

でも、まあ、これに適正価格なんてないので、もしかしたら1万円でも高いかもしれません。あなたが高いと思えば高いし、安いと思えば安い。

 

 

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ちょうどいいタイミングでSUZURIピープルというサービスがはじまるところだったので、それを利用してはじめてみることにしました。

 

マジでたまたまSUZURIピープルを選んだだけなので、僕とSUZURIピープルの間には一切の利害関係がないんですが、「せっかくSUZURIピープルを利用するんだから、最初にお前がスポンサーになってくれてもいいんじゃないの?気が利かないね」とムカついてはいるので、TOPページへのリンクは貼らないでおきます。

 

【追記】

って書いていたら、スポンサーになってくれたのでTOPページへのリンクを追加しておきます!いじわるしてごめんね!ありがとうスリスリくん

SUZURI People ∞ クリエイター支援プラットフォーム

 

 

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そんなわけで「セブ山のスポンサー」を募集させていただきます!

 

注意事項や、特典などはリンク先に書いてありますので、ご確認ください!!

 

あなたの訴求したいサービス・商品の認知度向上に、精一杯ご協力させていただきますので、どうぞよろしくお願い致します!!!

 

■唯一にして最大のデメリット

さて、ここまで耳ざわりのいい話ばかりしてきましたが、デメリットのお話もしておかないとフェアではないのでしておきます。

 

スポンサー制度の唯一にして最大のデメリットは、「炎上したら共倒れ」というところです。

 

もし、僕がネット炎上してしまったら、そんな僕のスポンサーをしているところは「あんなやつを応援しているなんてけしからん!バッカモーン」と一緒に評価を下げてしまいます。

 

その危険性があるというのは事前にしっかり理解しておいてください、と説明責任を果たしておきます。

 

インターネット文化人類学

ただ、ひとこと言っておくと、拙著「インターネット文化人類学」の中にも書きましたが、絶対に炎上しない方法を僕は知っているので、絶対に炎上しないと思います。

 

絶対に炎上しない方法は、過去に実際に炎上した方々にインタビューをして、そこから導き出された「インターネットの答えのひとつ」なので、それさえ守れば絶対安心、炎上無縁人生。

 

…とはいえ、「この世に絶対などない」というのもまた真理なので、炎上しちゃったらその時はごめんね(^^;)タハハ…

 

 

people.suzuri.jp

そんなわけで、スポンサー募集中です!

 

みなさまからのスポンサー契約、お待ちしております!

 

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この記事は下記の皆様の提供でお送り致しました。

オニカサゴと母音が一緒!! ホシハヤト

SUZURI People ∞ クリエイター支援プラットフォーム

※スポンサーさんが増えるごとに上記に追加していきます
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今後もこれについては定期的にレポートを書いていこうと思います。お楽しみに!

 

チキンマンの顔ハメを作ったよ!

 

2月25日(土)に、ヴィレッジヴァンガード下北沢店さんとお茶の水店さんで、「インターネット文化人類学」のサイン会をやらせていただきます!

 

私ごときがサイン会なんて本当に心の底から恐縮なのですが、「求められたら何でもします」の精神で、がんばってやらせていただこうと思います。

 

どうぞよろしくお願いします!

 

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15:30~ ヴィレッジヴァンガード下北沢店

日時:2017年2月25日15時30分開始

場所:ヴィレッジヴァンガード下北沢店

住所:東京都世田谷区北沢2-10-15 マルシェ下北沢1F

TEL :03-3460-6145

店頭及び電話予約で受付いたします。参加を希望される書店様までご連絡ください。

 

19:00~ ヴィレッジヴァンガードお茶の水

日時:2017年2月25日19時開始

場所:ヴィレッジヴァンガードお茶の水店

住所:東京都千代田区神田小川町3-14-3 ILUSAビルB1F

TEL :03-5281-5535

店頭及び電話予約で受付いたします。参加を希望される書店様までご連絡ください。

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時間と場所は、それぞれ上記の感じになっております。

お店に直接行くか、電話予約すればOKですが、どうしても「電話が苦手」という方は最後の手段としてセブ山(sebuyama1@gmail.com)にメールください!予約しておきます!

 

そんなわけで、明日、サイン会をさせていただくのですが、不安で不安で仕方ありません。

 

今まで、トークイベントとかは何度もやらせていただいたことはあるのですが、ただサインを書くだけの「サイン会」なんて未知の領域すぎて超怖い。

 

そんなもんイケメン俳優しか許されないだろ。

 

高橋一生かよって。

 

わしゃ、高橋一生かよって。

 

なあ!

 

わしゃ、高橋一生かよっての!!!!

 

え?

 

俺って高橋一生だったの?

 

あれ? 俺ってカルテット出てたっけ?

 

なんかそういえばカルテットに出た記憶ある!

 

唐揚げに勝手にレモンしぼられてよくキレてるもん!!

 

あ、そっかそっか! 俺は高橋一生だからサイン会してもいいんだ!

 

あー、よかった! ホッとしたわ!

 

なんで今まで気づかなかったんだろ? 自分が高橋一生だってことに。

 

ダメだね、やっぱりちゃんと自分が何者なのか確認しておかないと。

 

あらためて、ちゃんと自分の顔、確認してみよう。

 

どれどれ…

 

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おい、全然ちがうじゃねーかよ!!!!

 

ただのおじさんじゃねーかよ! 期待させるなよ!

 

どこが高橋一生なんだよ! 色味が一個もないおじさんじゃねーかよ!

 

グーグル画像検索にブチ込んだら、類似の写真にドブばっかり並ぶだろ、これ!

 

ふざけんなよ!

 

高橋一生でもねえーし! カルテットにも出てねえーし! 

 

どうすんだよ明日のサイン会!!!!

 

ああ~!!! みぞみぞする~~~!!!

 

(あれ? やっぱりカルテット出てた…?)

 

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はい、そんなわけでカルテットを見ていない人には何のことかさっぱりわからない話はさておき!

 

僕なんかのためにわざわざサイン会に来てくださる方が、少しでも楽しんでくださるように「チキンマン」の顔ハメパネルを作りました!

 

実際に顔をハメていただくと、こんな感じになります!(↓)

 

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ねっ! 素敵でしょ!

 

待ち時間や、サインをもらい終わったあとなんかに、ぜひ撮影していってください!

 

今日という日の記念に!

 

それでは明日2月25日(土)は、ヴィレッジヴァンガード下北沢店&お茶の水でお待ちしております!

 

 

 

感想ツイートをRTしまくったらウザがられるので1ページにまとめました。

 

インターネット文化人類学

インターネット文化人類学

 

 

「インターネット文化人類学」が発売されまして、1週間が過ぎました。

 

おかげさまで本の感想をTwitterでつぶやいてくださっている方がいたりして、スーパーありがとうございますという感謝の気持ちしかございません。

 

嬉しすぎるので、本当はそのすべてをリツイートしたいのですが、Twitterあるあるとして「自分の本の感想をリツイートしまくったらフォロワーにウザがられる」というのがあるので、泣く泣くガマン。

 

みなさんの感想はこのページに引用させていただき、感謝のメッセージ返信をさせていただきます!

 

以下、本の感想ツイート

ありがとうございます! 「インターネットは素晴らしいところだ」と自分に言い聞かせるように吹聴している老害ジジイをブチ殺す目的で書いた一冊なので「最高にロック」と褒めていただけるのは嬉しいです! これが俺なりのロックだ!

 

ありがとうございます! 実は自分の中ではこの本を「インターネットの教科書」と読んでおりまして、そういう意味でも「知りたいことが全部載っている」 という感想は素直に嬉しい!

 

嬉しい!!! ネット炎上の章は、 ぜひぜひぜひ読んでもらいたいところなので、そこが響いてくれているのはスーパー嬉しいプレミアムです!

 

「なぜ炎上が起こるのか?」「誰が炎上を起こしているのか?」「炎上したらどうなってしまうのか?」を知ることは、インターネットの取扱説明書を読むことと同意だと思うので、この章はぜひ読んでほしい!

 

ごめん!メシをたかりに来た女かと思ったんだよ(´;ω;`) 

 

やったー!本のブ厚さでウケた!ひと笑い、儲けた! 

 

おっしゃる通り「ツイッターVSフェイスブック 本当にヤレるSNSはどっち?」「正しいファンの抱き方・抱かれ方」などドゲスな話が多くてすみません…!  でも、それがインターネットだから!

 

インターネットにいる「悪い男」に騙されないようにまきさんもくれぐれもお気を付けください! そういう意味では、愛娘に読ませた方がいい一冊ですよ、全国のお父さん!

 

へへへ、 「下世話な話」や「性格の悪い記事」が一番おもしろいですからねぇ。シビルカットさんも、そういうのがお好きなんでしょう~?素直になりなよ、へへへ

 

 もう一度書いておきますが、「インターネット文化人類学」は老害ジジイをブチ殺す目的で書いた一冊です。

 

ありがとうございます! 本書のトップバッターがパクツイ野郎なのは、ぜひみなさんにいち早く「編集後記」を読んでいただきたかったからです! 読めば、みなさん僕と同じように「クズはどこまでもクズ」 という結論に行き着くはずです!

 

 たしかに、この本には「理解できない価値観」を持った人たちがたくさん登場しますが、でも、それはあくまで「今の時代を生きている私たち」から見てそう感じるだけで合って、もしかしたら、10年後20年後には彼らの価値観の方が「正しい価値観」になっているかもしれません。

 

「インターネット文化人類学」を読んでくださった方の感想で一番多いのは、実は「自分の学生のころにSNSがなくて本当によかったと思った」「10代のころにインターネットが一般的じゃなくて本当によかった」というものだったりします。

 

でも、これからはあなたが恐れた「学生のころにSNSがあった世代」「インターネットが当たり前の世界を生きてきた世代」が、世の中の中心にやってきます。これからの価値観は、本書の中に登場する彼らが作り上げていくのです…

 

そういう意味では、僕は「インターネットの予言書」だと思っています……

 

インターネット文化人類学

インターネット文化人類学

 

 

そんなわけで、 読んでくださったすべてのみなさん、スーパーありがとうございます!

 

他にもたくさん感想ツイートはありましたが、あんまり賞賛ツイートばかり引用しても「セブ山はしゃいでるなぁ~かわいいなぁ~(*´▽`*)」と僕の可愛さがバレてしまうので、今回はこれくらいで!

 

 ある時は「インターネットの教科書」、ある時は「インターネットの取扱説明書」、ある時は「インターネットの予言書」な『インターネット文化人類学』をどうぞよろしくお願い致します!

 

 

さらにさらにさらに「インターネット文化人類学」がもっと味わい深くなる出版記念イベントも大阪・スタンダードブックストアさんで開催させていただきますので、関西にお住まいの方はぜひ!

 

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↑ スタンダードブックストアさんのオムライス、超うまそう! 絶対に食べよっと!

 

 

「インターネット文化人類学」第1部の見どころ

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今週いよいよ「インターネット文化人類学」が発売されました。

 

全国の本屋さんにそろそろ並び始めている頃だと思いますので、ぜひこの土日は本屋さんに行ってみてください。

 

そんなわけで、早い人はもうチラホラと感想をツイートしてくださっていました。ありがとうございます。

 

 

そんな中でも、こちらのツイートを見て気付いたんですが、たしかに目次だけ見たら「インターネットで公開していた記事を載せてるだけでしょ?全部読んだらことあるし買わなくていいや」という気持ちになるな、と。

 

おっしゃる通り、インターネットで公開した記事が何本か収録されていますし、なんならその記事たちは今もまだインターネット上で読んでいただくこともできます。

 

じゃあ、何が書籍に載っているのかというと、インターネットで公開した記事のその先です!

 

パクツイ常習犯の記事を公開したあと、パクツイ常習犯は裏アカで何をつぶやいていたのか? LINE@でファン抱き情報を募った結果、どんなファン抱き情報が集まったのか? 読んでほしいのは、記事を公開したその後なんです!

 

今回わざわざ書籍という形にしたのは、その先を知ってもらいたかったからです!

 

そんなわけで「インターネット文化人類学」の各章の【編集後記】には何が書かれているのかご紹介したいと思います。

 

インターネット文化人類学

インターネット文化人類学

 

 

【第1章】「なぜ彼らはパクるのか? パクツイ常習犯が語るTwitterの闇」 

[あらすじ] Twitterでツイート内容をパクってツイートする人たち(パクツイ常習犯)は、一体どんな人物像なのか?なぜそんなことをするのか?に迫った記事です。インタビューをするために騙しておびきだしました。

 

書籍に収録されている「編集後記」では、この記事を公開後、取材したパクツイ常習犯が裏アカウントでつぶやいていたことについて書いています。

 

実は取材時に、僕は彼が別アカウントを持っているのも知っていたし、こっそり監視もしていました。(パクツイ常習犯はそのことに気付いていない)

 

案の定、記事公開後にその裏アカで動きがあったわけですが、それについて書いております。

 

ある意味、本編より本編なんじゃないかと思うクソ野郎のクソな部分を産地直送でお届け致します。ここはマジで読んでほしいので書籍のトップバッターに持ってきました。

 

 【第2章】「ネットに悪口を書き込むヤツらに反応することはいかに不毛な行為なのか」

[あらすじ] インターネット上に自分(セブ山)の悪口を書き込んでいる人にわざわざ反応してみたらどうなるか?ということを実験した記事です。顔を真っ赤にして「えええエゴサーチださい!」と怒ってくる人や、屁理屈をごちゃごちゃこねる人など反応はさまざま。悪口に反応することはいかに不毛なことなのか学べます。

 

書籍に収録されている「編集後記」では、このご時世、エゴサーチしたら簡単に本人に見つかってしまうのに、彼らは一体どうしてそんなことをするのか?について迫っています。

 

そして、その後の彼らの様子もこっそり観察を続けておりまして、そのことについてもレポートをまとめております。

 

あらためて自分は性格の悪い記事しか書いてないなと思いますが、ある意味で、インターネットの真実に迫った内容になっていると思いますのでぜひご覧ください。

 

【第3章】炎上したらどうなるか? ~経験者が語るネット炎上のメカニズム~

[あらすじ] 実際に過去に「ネット炎上」を経験した3名の方に取材を行なった記事です。その3名の方の炎上案件はそれぞれ異なるものでしたが、多数の共通点がありました。そんな彼らの炎上経験談を通して、「炎上とは何なのか?」「炎上しないためにはどうしたらいいのか?」「もしも炎上してしまったら生活はどうなってしまうのか?」についてまとめてあります。

 

この章は、書籍のための書きおろし記事です。これを書きたかったから今回、書籍を書かせていただいたといっても過言ではありません。

 

炎上した人は大抵、その後、インターネット上から姿を消して、行方がわからなくなるので、取材対象に接触するのはなかなか大変でした。

 

一番最初の方にインタビューしてから完成までに4年かかった記事です。

 

自分で言っちゃいますけど、これはもう『インターネットの教科書』なんじゃないかと勝手に思っています。

 

はじめてスマホを持たせてもらった中高生や、炎上が怖くて身動きが取れなくなってしまっている広報担当者などにぜひ読んでいただきたいと思っております。

 

 【第4章】LINE@の登場により世はまさに大「ファン抱き」時代へと突入! 

[あらすじ] 「LINE@」というサービスを使えばインターネット有名人は超カンタンにファンを抱くことができるゾ!と声高々に主張する記事です。噂によると、公開当時この記事をLINE@の担当者が見たらしく「セブ山をLINEから出禁にしてやる」とブチ切れていたらしいです。知るかボケ。

 

この記事の最後で僕は「インターネット有名人に手を出されて女の子」を募集しました。 書籍に収録されている「編集後記」では、そうして集まった「インターネット有名人のお下劣ファン抱き情報」についてまとめてあります。

 

インターネットの普及により「インターネット有名人」というインターネットの中でだけ有名な人々が誕生しました。 そういう人たちも一皮むけば「普通の人がたまたま一部で有名になっただけ」であったりします。そして、そういう人たちはだいたいが「ファン」に手を出しています。

 

そんなファン抱き情報から見えてきた「正しいファンの抱き方・抱かれ方」「ファンに手を出すヤツの特徴」など、最高に下品で、最高に下世話で、最高にモラルの欠けたレポートです。

 

インターネット広しといえども、下世話な記事を書かせたら俺が一番なんじゃないかと自負しています。

 

下世話な話が大好きな方は喜んでいただける章だと思いますのでぜひぜひ。

 

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すみません、簡単にまとめるつもりだったのですが、ついつい熱がこもって、思っていたよりも時間がかかってしまったので、第2章と第3章そして「付録」については明日以降にまとめます!

 

そんなわけでぜひ皆様「インターネット文化人類学」をよろしくお願い致します!

 

インターネット文化人類学

インターネット文化人類学

 

 

「本当のファン」って一体何なんだろう?

 

最近、「本当のファンならそんなこと言わない」「こんな時こそ本当のファンなら〇〇すべきだ」みたいな論調で語られることが多いけど、ファンに本当も嘘もあるんでしょうか?

 

その時にそれを「いい」と思って楽しんでいたのは嘘じゃないはずだし、その対象(芸能人や作品など)の変化や発言を受け入れられなくて離れちゃうのも嘘じゃないわけじゃないですか。

 

それなのに、「本当のファンなら~」みたいなことを言って、『お前がそれを良いと思っていた気持ちは偽物だ!』って切り捨てるのは、なんだか悲しいですよね。

 

もちろん、他のファンに迷惑をかけるような行動を取ったり、その対象を傷つけてしまうような行為はダメですよ。それはまた別の問題。

 

最初は、そんな迷惑なファンへの抑止力として使われていた「本当のファン」という言葉が、最近は、自分とは違う楽しみ方をしている他のファンに向けての攻撃に使われているような気がしたので。

 

僕なんかが偉そうには言えませんが、たとえ、その作品にお金が落とせなくても、本当にその作品を心から愛して、まわりの友達に「あれ、めっちゃ面白いから見た方がいいよ!」と宣伝してくれている子には、ちゃんと作者は「ありがとう」と思っているはずですよ。

 

あなたは、あなたなりの愛し方で、その作品を楽しんでください。

 

ファンに本当も嘘もないんだから。

 

インターネット文化人類学

インターネット文化人類学

 

 

ただ、まあ、2月8日(水)に発売されます「インターネット文化人類学」に関しては、話は別だから。

 

本当のファンならゴチャゴチャ言ってないで買うべきだと思う。

 

お金が無いとか言い訳にならないからね。借金してでも買うべきでしょ、本当のファンなら。

 

まだAmazonで予約してないなら、ノロマな自分を恥じた方がいいよ。それは本当のファンじゃなくて、本当のカスだから。

 

こういうこと言うと「わたし、本屋さんで買う派なんです」って言うやつがいるけど、アホか。

 

Amazonでも予約して、本屋さんでも買えばいいだろうが。一冊だけ買って本当のファンを気取らないでほしい。

 

本当のファンならまずは5冊買うべき。 いや、5冊買わせていただくべき。

 

俺なら10冊は買う。俺ならね。でも、お前らレベルの人間は10冊はキツイと思うから、合格ラインは5冊に下げた。

 

こっち側にそういう気を遣わせている時点で、本当のファン失格だとは思うけどね。まあ、それはいいや。

 

だからさぁ、それを理解した上で、「5冊買わせていただく」という感謝を込めて、レジに持って行ってほしいわ。

 

そうして、ようやく本当のファンのスタート地点に立てるわけだから。

 

わかってるとは思うけど、そこからどれだけ積み上げられるかで本当のファンの度合いも変わっていくわけだから、スタート地点に立ったからって調子には乗らないでほしい。

 

調子に乗ってたら、たぶん俺は顔面を殴っちゃうと思う。

 

でも、顔面を殴られたからって警察に駆け込むのは禁止ね。それは本当のファンとは呼べないから。

 

顔面を殴られても「顔面を殴っていただいてありがとうございます」って言えるのが本当のファンだと思う。

 

うん、俺はそう思うな。

 

インターネット文化人類学

インターネット文化人類学

 

 

……というようなことを言ってくるやつは「本当のファンハラスメント」です。

 

「本当のファンなら〇〇して当然」「本当のファンならこういう時でも黙ってファンを続けるべき」と言ってこちらを追い詰めてくるのが、本当のファンハラスメントです。怖いですね。

 

でも、「本当の」とまで行かなくても「ファン」って一体何なんでしょうね?

 

よく使われる言葉ですが、定義があいまいな存在ですよね。「ファン」って。

 

その中でも、とくに存在があやふやな「インターネット有名人のファン」とは一体どういう人たちなのか?ということを「インターネット文化人類学」の第1部4章で斬り込みました。

 

ぜひ読んでいただけましたら幸いです。

 

というわけで、「インターネット文化人類学」はいよいよ2月8日(水)発売!

 

本当のファンのみなさん、よろしくお願いしますね……

 

 

1回目から学んだことを2回目に活かす

 

人生は一方通行です。

 

一度やってしまった失敗は、もう二度と無かったことにはできません。

 

しかし、二度と同じ失敗をしないように気をつけることはできます。

 

 

去年の秋に、僕は「ヒモックマまるごとブック」というキャラクター本を出させていただきました。

 

これは、ヒモ専用LINEスタンプ「ヒモックマ」をグッズ化していただいたものです。

 

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ヒモックマのLINEスタンプで一番使われることが多い「誠意大将軍」をポーチにしたものや、

 

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実際に役所に提出できる「ヒモ専用の婚姻届け」など、かなり内容が充実している一冊になっております。

 

おかげさまで売り上げも めっちゃ良いというわけではないけど、悪いというわけでもない。ぴったり普通。でも、まあ、無名の新人作家が出す本としては 好評です。

 

ヒモックマを描きだしてから、ちょうど1年経ちましたが、生後1年未満のキャラクターがこんなグッズ本まで出させていただけるなんてありがたい限りです。

 

読んでくださった方もみなさん、「おもしろかった」と言ってくれるので、ヒモックマまるごとブックは出してよかったと思います。大成功。

 

しかし、僕には1つだけ「失敗したなぁ…」と後悔していることがあります。

 

 

それは「印税」についてです。

 

Windowsにもともと入っている「ペイント」を使用してマウスで描いたキャラクターではありますが、こうやって出版物になったら、多少なりとも僕には「印税」という形でお金が入ってきます。

 

これが世の中の常識です。

 

だから、「ヒモックマまるごとブック」を出してから僕は、会う人会う人に「印税は何に使ったんですか?」と聞かれました。

 

ネット上には「あんなクソみたいな絵で印税を儲けてムカつく」と書き込まれているのも見かけました。

 

デリカシーのない人には「印税、いくら儲けたんでっか?」とストレートに聞かれたりもしました。

 

 

でも、僕、印税、もらってないんですよね。

 

質問されるごとに「印税、もらってないです」と答えていたんですけど毎回「うそつけ!」と言われていました。

 

いや、たしかに印税はもらったんですが、僕自身は儲かったわけじゃなくて…

 

まあ、早い話が、印税はすべて現物(ヒモックマまるごとブック)でもらったんですよね。

 

正確にいうと、印税額と同じ金額分の「ヒモックマまるごとブック」を送ってもらう(発注する)という形で相殺したんです。

 

だから僕は1円も儲かってないんですよ。

 

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上記の写真は、発売日に僕の自宅に届けられた「ヒモックマまるごとブック」300冊です。

 

たいして広くもない部屋が、さらに狭くなりました。

 

 

「なんで、そんなことしたの?」と思われるかもしれませんが、僕も同じこと思っています。なんで、そんなことしたんだろう?

 

たしか、その時のことを思い返すと、ちょっとハイになってたんですよ多分。

 

グッズがメインのキャラ本とはいえ、中には8ページのミニブックが入っていまして、けっこう本腰を入れて、がんばってそれを作ったんです。

 

「これは、かなり面白いものができたぞ!めちゃくちゃ尖っているぞ!」と興奮していたんです、その時の僕は。

 

これを、オモローズハイと言います。めちゃくちゃ面白いものができた時に、ドーパミンがどんどん出ている状態のことです。

 

そんなオモローズハイの僕の中で、「儲けてやろう」という気持ちよりも、「たくさんの人に読んでもらいたい」という気持ちが上回ったんですよ。

 

「めっちゃ面白いものが出来たからあの人に読んでもらいたい! そうだ、あの人にも! あっ、あの人にも読んでもらいたいなぁ~!」と、どんどん知り合いの顔が思い浮かびました。

 

でも、献本できる数には限りがあります。

 

「う~ん、友達みんなに配るのは無理だよなぁ……いや、待てよ!そうだ!僕自身が買い取って、みんなに配ればいいんだ!」とオモローズハイの僕はひらめいたわけです。

 

だから、自分の印税を全部ブッ込んだわけです。

 

 

でも、よく考えたら300人も友達いないんですよね…!

 

そもそもLINEの連絡先も300人も知らないし。

 

さすがに100人くらいは登録されてるけど、半数以上が素人キャバクラの女の子だし。

 

補足:素人キャバクラとは、「昼間は普通の仕事をしている」ということをあえて公表した女の子たちが接客してくれるキャバクラ。プロではなく、あくまで素人だから今までのキャバクラよりも恋愛に発展しやすいかも!?と客に思わせる斬新なコンセプトで、都内を中心にじわじわ拡大展開中。

 

そんなわけで、人が集まるパーティーに積極的に参加して、その場で配りまくり、ようやく100冊は捌けました。

 

でも、まだ、あと200冊あります。

 

そんなにぶ厚い箱でもないんですが、さすがに200冊も部屋の中にあると、それはもうひとつの「塊(かたまり)」なんですよね…

 

部屋を圧迫しまくり。きつい。

 

もう一回、Amazonのリンクを貼っておくので、どうかみなさん買ってください。

 

 

そんな失敗を踏まえまして、2月8日(水)に発売されます『インターネット文化人類学』では、一切そういうことはしないでおこうと反省しました。

 

これから本を出す方におかれましても、印税は絶対に現物じゃなくて、お金でもらった方がいいですよ!

 

お金って場所は取らないし、使い勝手がいいので最高! おすすめです、お金!

 

インターネット文化人類学

インターネット文化人類学

 

 というわけで、インターネット文化人類学』いよいよ来週発売です!

 

よろしくお願い致します!

 

印税はすべて素人キャバクラにつぎ込みます!

 

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